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お子さんの可能性を広げたい方へ

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共育ラボの中から「子どもの未来」に関する記事を厳選してまとめました!子どもの成長を支える方法や自己肯定感の育て方、お子さんの進路に関わる情報、そして社会で活躍できる力を育むための…
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記事一覧

経験したことない「新しい学び」にどう伴走する?親に求められる3つの思考法

探求学習やSTEAM教育、グローバル教育にキャリア教育。生成AIの活用も加速度的に広がり、子ども達の学びは大きく変わってきています。 この現状は、子育てに何をもたらしているのでしょうか。 「やることが増えた」 「正解がわからない」 豊かな未来に向かう社会の動きに反して、親の心の中には「不安」や「難しさ」が膨らんでいるかもしれません。 自分が経験したことのない学びにどう関わっていくか、親の心の持ち方をご紹介します。 教育の多様化時代を生きる教育と実社会が近づいた今、経

地元?首都圏?大学選びで"忘れてはいけない"最も重要な視点とは

地元の大学か?首都圏の大学か?地方在住の高校生が大学進学に伴い、在住しているエリアから流出する傾向は今も続いています。文部科学省の学校基本統計(平成29年度)によれば、大学入学時で流入超過の都道府県は10都府県に上ります。具体的には、東京、京都、大阪、神奈川、愛知、福岡、宮城、石川、滋賀、岡山です。特に東京と京都が他都道府県からの流入率が極めて高いことがデータから示されています。 一方で流出超過の県は37県になります。これらを見ると、大都市圏を中心に大学生が入ってきており

"個性"で片付けても大丈夫?「長続きしない子」に対する3つの仕掛けづくり

世の中は個性尊重の時代。 何をやっても、なかなか長続きしない我が子は、「好奇心旺盛で色々なことに興味を示す子」と捉えたい。好奇心旺盛だからこそ、多種多様な経験ができるという利点があることも知っている。 しかし、どこかに「一つのことに打ち込んでほしい」という願いが残っている。「大人になって苦労しないか」という不安も感じている。「長続きしない」状況にある子どもへの具体的な関わり方をご紹介します。 気になる個性でも放っておけばいいの?もちろん、子どもの個性は尊重すべきです。特

「勉強にハマる」を実現する親のアプローチ方法

勉強の意義よりもハマるかどうかまず、宿題をきちんとやっている段階で、素晴らしいです。筆者のもとには、「宿題をやらなくて困っている」「宿題をいい加減にやって出している」などの質問が後を絶ちません。 学校に行き、授業を受け、出された宿題をやることは当たり前のことと思われるかもしれませんが、その当たり前ができない子は世の中にたくさんいます。そのような意味では、まずお子さんを認めてあげてください。 とは言うものの、親視点では勉強に対してもっと前向きにやってもらいたいという気持ち

今さら聞けない!親子で一緒に考える「プログラミング教育」

プログラミング教育の背景コロナ禍の中で始まった学校でのプログラミング教育ですが、今ひとつ保護者の間ではプログラミングについての認識は薄いかもしれません。しかし、教育業界では大きな変化の一つとして受け止められております。 そもそも、プログラミングが入ってきた背景として、AIを始めとしたテクノロジーの進展が急速に進み、コンピューターがこれほどまでに日常に浸透してきたことがあります。 経済分野でもIT業界は今は時代の中心核にすらなっており、ITの人材の大幅な欠如があります。こ

私の一言は大丈夫?親の「思い込み」による子どもへの影響とは

子どものために届けた「あなたにはこっちの方が合っている」という助言。本当に「そっち」の方が良いのでしょうか。 不安だと言う子どもに伝えた「大丈夫よ」という言葉。子どもはどんな気持ちで聞いているのでしょうか。 良かれと思って発しているその一言が、もしも子どもの可能性を狭めていたとしたら?そんなつもりはなかったのに、自分の言葉で子どもを傷つけているとしたら? 親から子への言葉は、「思い込み」により発動されることがよくあります。「思い込み」自体は悪いものではありませんが、その

トップ校に合格する子の親に共通する3つの特徴

子どもの高校受験を支える親の心得義務教育課程が終わると、たいていは高校に進学します。高校の進学率は100%と言っても過言ではないほど、ほとんどの子どもたちが進学します。 すると、そこには受験が存在します。中学受験を経験したことのない子にとっては、人生で初めての受験となります。13歳であれば「受験はまだ先」ということで、本人はあまり意識していないことでしょうし、今から強く意識する必要があるとも思えません。子どもたちには中学校生活を大いに楽しんでもらいたいと思います。 しか

原因は親の◯◯?地方の教育格差

地域による情報格差はあるのか地域によって情報格差が起こり、それが勉強面でも影響を与えるのではないかと懸念される気持ち、よくわかります。どこに住んでいるかということは、重要なファクターの一つだからです。しかし、それは一昔前までの話です。 今や情報はネットを通じてスマホで簡単に誰でも等しく得られる時代です。さらに、コロナ禍で急速に伸びたYouTube視聴も、以前は大人たちが眉を潜めていたツールでしたが、現在では多くの人が当たり前のようにYouTubeを視聴し、さらに配信者が激

中学受験しない小学生、将来のために何をする?

中学受験するべきなの?今は中学受験が加熱しており、「小1から進学塾に行かないと合格できない」という情報を聞いたことがあるかもしれません。 しかし、実際は全国平均で7.7%の子しか私立中学に進学していません。 東京だけ突出して25%と多いため、首都圏の印象が広がっているのだと思います。それでも4人のうち3人は公立中学に進学しています。ですから一般的に公立中学進学が通常の形です。 筆者は20歳で学習塾を開設して、公立に通う小中学生を指導する傍ら、東京の私立中学高校の常務理

子どもは変わる!やる気を引き出すコーチング4つのステップ

あの子がやる気を出している姿など、いつから見てないだろう。小さいころは、あんなに楽しく勉強していたのに。どうして意欲がなくなり、勉強から逃避するようになってしまったのだろう。 もしかしたら学校が合っていなかった?先生との相性? Aちゃんの影響かもしれない。いや、きっと私のせいだ。私が忙しすぎて、勉強を見てあげられなかったからだ。 心の中で、負の連鎖が始まります。 「やる気がない」と決めつける前にやるべきこと常にやる気に満ち溢れ、高みを目指して頑張っている子。これが親の期

伸びる子は「自己肯定感」が違う―親の関わりが決める

もう、聞き飽きた言葉かもしれませんが、あえてお伝えします。 「どれだけ知っているか」より「知識をどう使えるか」 これがこれからの社会で「人間」に求められる力です。 しかし、今一つわからないのが、「どう使うか」につながる力を育む具体的取り組みです。しかも、基盤となる学習を、ある意味"やらせながら"。 「未来社会の予想よりも、今何をすればいいのかを教えて欲しい!」 これが、子育て家庭のリアルなニーズと感じます。 専門家の言う通り「子育てには正解がない」のですが、それでも子